Parisってなんだか凄く憧れませんか?
私も若い頃から何故かフランスやパリに憧れていました。今、私、フランスやパリって分けて書いてますけど、、、はい、別物として考えた方が良いんです。
- ワイン
- チーズ
- バゲット
- お城
- プロバンス地方
- スタイリッシュな男女
- 恋人
などなど、
この様な感じではないですか?
旅行だと、ワクワクしていて限られた時間の中で日程組んで、あれ、思ってたのと違うかも?という気がしても観光できるのが嬉しくて、楽しい事しか見ないですよね。
それでいいんです!
ただ、そこに住むとなると話は違います。
私なんかよく覚えています。住むと決めてシャルルドゴール空港から一歩足を出した途端、なんだか目の前にもやが掛かっている感じがして、なんかおかしいな?と感じました。
それまでにも2〜3度パリには訪れていて、こんな感じは一度もなかったんです。
旅行で来ている時は本当に楽しくて嬉しくて、ミラクル!みたいな感じもあって、私、パリに呼ばれてる!なんて勝手に思ってましたから。。。でも住むと決めてきた日からは、見るもの見るものが、暗くみえたんです。
メトロに乗っていても、疲れた人達ばかり、道もフンだらけで汚い。。。
楽しい嬉しいはずなのに心が沈んでいくんです。
- 汚い
- 道端に立小便のあと多数、そして臭い
- 犬のフンだらけ
- 人々は疲れている
- みすぼらしい人が多い
- 物乞いが多く騙そうとする人が多い
- スリが多い
- 人々が冷たいイメージ
などなどです。
そして注意しなければいけないのは、人とのコミュニケーションです。
- 役所であっても人によって言う事が違う(たらい回しにされる)
- 言われる事が確かではない
- 権力のある人と行動を共にすると態度も違う
- 自分ではなく、その人の間違いなのに知らんぷりをする
- お客が居るのに私用電話を永遠としている
- 聞こえないフリをする
- 並ばない人が多い(基本バス、電車等は並ばない)
- 日によって違う
- テキトーに扱われる
- 応対する人の気分による
- 英語が話せても話せないフリをする
- 美男美女だと対応が違う
- 笑顔がない
パリはイメージとは違い、上記の様なマイナスイメージが本当のところです。
水やお湯が出ないかもしれない、何かが壊れるかもしれない。。。私達日本人にとっては信じられない事が普通に起こるんです。でも、だから何だ?という感じですね。そんな事は日常茶飯事だよ、そんな事でわめき散らさせても何も変わらないよと。フランスは移民が多くパリに沢山集まってるんですね。なのでフランス人に言わせるとパリはフランスではない、独立した国の様だと。違う宇宙の星だと言っている人もいました。
ですので、日本の常識というものは全く通用しないのです。そして良いイメージのままパリに住み始めるのでそのギャップで鬱になる人が沢山います。有名な言葉で、パリ症候群というのですがほとんどの人が何らかの状況で落ち込んでいます。
ただパリには、ミラクルというのがあるんです。例えば80%から90%の割合でいろんな辛い事や悲しい事があるとします。もう限界だ!と思う頃に何かもの凄く嬉しい出来事が起こったりするんです。通常であればありえない事が!
悪いイメージにある様に、人々によってよくない事が起こったりするのですが、それとは反対に稀に、絶対に起こりえない様ないい事が起こるんです!
そういう事が起きるので例えれば、パリとは、愛してくれてない彼氏と別れられないというイメージです。その彼氏とはなかなか会えないし、浮気をしているかもしれない。でも会うと凄く優しくて、愛されていると感じるの。。。と言う感じです。
もしパリに住みたいと思っている人がいたら、
- フランスパリのイメージは全く捨てて
- 何も期待せずに
- 起きる事は起きると
- しょうがないなと
- 淡々として行く事ですね。
コメント