フランス人の特性と洗濯事情
まず、持っている服の数の前に、少しフランス人の特性と洗濯についてお話しします。
まず、フランス人は洗濯を毎日しません。一日置きでもないです。子供がいたりいなかったり、家族構成によりますが、大体、週に1回ほどです。
フランスは気候が乾燥気味で、真夏やスポーツ等で汗だくにならない限り、
服を一回着ただけでは、洗いません。
またパリや大都市では、洗濯機が無いアパートが多いので、コインランドリーへ行かなければなりません。そしてエレベーターのない上の方に住んでいると、とてもめんどくさく、しかも１週間2週間分となると結構重いです。洗濯をするだけで、ほぼ半日を費やします。そしてもちろん、コインランドリーに支払いをしなければなりません。少しでも出費を少なくしたいです。
フランス人夫と、その友人達
【男 性】
まずは私の夫から、私の夫は本当に難しい人です。いくら良い物良い服があったとしても自分が気に入らなければ、身につけません。（もしプレゼントとかでも、良い品物でも、自分が気に入らなければ、受け取らないぐらいの勢いです。）
ですのでまず、自分の気にいる服を探さなければなりません。Tーシャツが必要になれば、何店舗も店を回り、また戻りを繰り返し、気にいるのがない・・・そしてまた次の機会に同じ様な事をし、見つけるまで繰り返します。
Tーシャツを探すだけで数ヶ月から1年かかります。そしてやっと見つけたら、高かろうが安かろうが同じ物をまとめ買いし、それを毎日交互に来ます。そしてそれがボロボロになったり、汚れてしまったら同じ物を買いに行く、もし廃番になっていたら、また一から探さなければなりません。
という事で、私の夫もそんなに服持ってないです。
- ジーンズ 1着
- ズボン同じの 2着
- 部屋着のズボン ２着
- Yシャツ 3枚
- 新品Tシャツ 3枚
- 使用中のTシャツ 3枚
- 汚れたりボロのTシャツ 沢山
- フォーマルジャケット 1着
- カジュアルジャケット 1着
- スーツ 1着
まだあるかもですが、大まかにはこれぐらいです。旅行に行く時も身軽です。下着とTシャツぐらいしか持っていきません。
ある友人は洗濯を手洗いしているので、頻繁には洗ってないはずです。いつもその人独特の香りがするので・・・Yシャツ 2〜3枚 ズボン 2〜3着を着回ししていると思います。今度聞いてみます。
【女 性】
女性ははっきり言って男性とは違い、結構服持ってます。というか、嵩張るコートやジャケットみたいなものは1着、2着だと思います。セーターみたいなものも少なめな感じがしますが、嵩張らないTシャツとか薄っぺらい生地の物は沢山持っている感じがします。あと、小物が多いです。スカーフやら何やら、これで毎日のイメージを変えていると思います。
私が通っていた語学学校の先生は必ず二日間、同じ服を着ていました。
ただ・・・夫の母、鬼の様に服持っています。仕舞いきれないので段ボールの中や倉庫の中・・・服いっぱいです。
兄嫁も鬼の様に服持っています。以前『履かない靴があるからどれでももらって！』と言われ、段ボール2箱分ぐらい渡された事もあります。そして子供のお下がりをうちの子にくれる時も、何度もありましたがその度に、段ボール2〜3箱ぐらい来ます！
彼女の場合は、買い物が好きなので、買って、着なくなったものはまとめて処分という様な感じです。
兄嫁、服べらぼうに持っています。その友人達も同じ様な人種（？）で服持ってそうです。
まとめ
フランス人と言っても色々な人がいるので一概には言えないのですが、確かに一般的に持っている服は少ない様に思います。ただこれは私の意見ですが都会に住んでいる一般人が持っている服が少ないと思います。
また、都会に住んでいてもお金持ちの人達や、ファッションに関係する人たちは別だと思います。高級日本食レストランに勤めていた時は、よくファッション関係の人が来られていましたが、いつも小綺麗にして、いつも違う感じでした。
そして、よく友人達の田舎に呼ばれたりするのですが、田舎の方の人達は沢山服持っています。
とにかく都会に住んでいる一般人は、アパートも広くなく（収納する場所も少ない）、洗濯もあまりせず、衣服にあまりお金をかけず（自分好みの物があるので、それで済ます。それ以上に沢山のお金を衣服に費やすより、バカンスにお金を貯めた方がいいと思っているはずです）シンプルを好み、女性は小物でイメージを変えるという様な感じです。
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